FXは絶対に勝てない。では、どうするか①上流と下流

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相場に参加している人は、

どんな人でも「自分だけは勝てる」と信じて疑いません。



どれだけその気持ちを否定しようと、

そう思うから相場に参加しているはずです。



ですが、

ほとんどの人がその自信に見合う努力をしていないことが現実ではないでしょうか。

にも関わらず、「安定的に」「確実に」「大きく」儲かる手法を求め続けています。

 

 
しまいには努力の方向性を誤るばかりか、

努力そのものを目的としてしまっている人も少なくないでしょう。

 


残念ながら「世間一般に言う努力」を繰り返した所で、相場では勝てません。

努力は息を吸うことと同じ次元なので、特段意識することでもありません。



少なくともこの次元を超えなければ、

確信を持って勝ち続けることは絶対にできません。

 


しかしながら事実として、

「相場で安定的に利益を上げ続ける方法」は存在し、共有されています。

そうした方法は、上流の中でのみ「共有」されていますし、

上流の中でのみ「有効」です。

 

 

FXにおける「上流」とは、言わずもがな「ブローカー」を指しています。



一介の個人トレーダーはこのブローカーの存在によって、

「下流」に位置することを余儀なくされています。


ブローカーのハウスエッジを超える期待値を得られなければ、

安定的に勝ち続ける手法は絶対に手にすることはできません。

またその実現の難易度と、目に見えず影響しているハウスエッジは、

あなたの想像を絶するものです。


ブローカーが「顧客の損失」を利益としていることは周知の通りですし、

それ故に彼らは「上流」たり得ています。


河の水流が上流へと逆流することはないように、

上流に抗うことはやはり相当に困難です。

 



では、どうすれば良いのか?

 



答えの一つは「ブローカーと利益共存関係になる」ことです。

 


事実として、真の勝ち組のほとんどは、

大手ブローカーによる特別口座の招待を受けているか、

プライベートの私設取引所を利用しています。

 


「勝てるトレーダー」ということは、

ブローカーにとって安定的かつ大規模な手数料供与をしてくれる顧客

ということです。

 

「たまたま一発あてた」トレーダーではありません。

膨大な顧客データの中で、期待値が異常値を示し続けるトレーダー、

もしくはシステムです。

 


「勝てるからこそ」特別待遇がありますし、

私設取引所からの招待があります。

 

ほとんどのトレーダーは「自滅」するために、

FX市場では新規参加者と退場者が入れ替わりを繰り返しています。

 

つまり一般顧客を限定して見ると、

市場としてパイが広がるようで広がらない、

そうした状況が続いています。

 

小口の入れ替わり立ち代わりをメイン収益とするブローカーは、

「広告」によって顧客を呼び込み続け、

なんとか限られた顧客を獲得し続ける他ありません。

 

そんな状況の中、

為替市場からきっちりお金を抜き去り、

安定して手数料=利益供与してくれるトレーダーの存在は、

非常に貴重になってきます。

 


そうしたトレーダーに対しては作為でもって「退場」させるよりも、

安定して稼働してもらえる環境を提供した方が、

ブローカーにとっても利益的です。


そのためブローカーは、

一部のトレーダーに特別口座を用意します。


そこでは「上流」による作為がなく、

取引手数料のうちブローカーの実質取り分は最低レベルに抑えられます。


利益相反でない以上、優遇して運用資金量を積み増してくれた方が、

やはりブローカーにとって利益的だからです。

 

しかしながらそんなブローカーに遭遇できる否か。

それは必死に必死を重ねて必勝法を得てなお、

ほとんど運次第」ということが現実です。

基本的には異常値を示した時点で追い出されるからです。

 

 

 

そんなわけで、トレーダーとして下流に位置する限り、

まず「安定的な勝利」は幻想であると認識して下さい。

 

FXは「なぜか勝てない」のではなく、ほとんど必然的に勝てません。

そして勝ち組も同じく必然的に勝ち続けています。

 

大半のトレーダーが業界が仕掛けた「広告イメージ」に踊らされ、

また極希少な事例を希望にし、

「自分だけは勝てる」と淡い期待を抱き自滅し続けているのが、

FXを取り巻く実態です。

 

多くの人が抱いている、

「安全で、確実に、大きな金額を稼ぎ続けるトレーダー」

というイメージは、

あなたが「あなたの思う努力」を続けている限り、

ほとんど実現不可能であると認識した方が無難です。

 

上流、下流という区分が明確に存在し、

ゲーム参加者として圧倒的に不利な状況下にある以上、

「甘い」とか「厳しい」とか、そうした次元ではないわけです。

どうか死ぬほど負ける前に、

まずその認識を確かな物としてください。

 

そして、 

それでもやる、

という人だけが勝ち続けられるのだと思います。

 

また次回も、

「勝ち続けることが如何に困難であるか」

について書いてみようと思います。

 

 

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